名高く由緒ある「名木」
名木とは樹齢を経た大木のことを指し、
神社やお寺などでよく見られます。また、その土地ならではの
生活や風習、信仰といった中で人々と密接な関係を持って親しまれ
てきた樹木、歴史的に意味を持つ樹木なども名木として分類されます。
樹齢は約700年と推定されます。 寺の開基が慶長13年(1608)ですから、このときすでに樹齢300年余の大木としてここに立っていたことになります。
幹は真っ直ぐに直立し、枝は車輪状に四方に水平に伸びる。
樹形は良く整った円錐形を呈し、男性的な気品に溢れている木です。
春一番、葉に先がけて真っ白い花が樹幹全体を包み込むように咲く姿は、早春の風物詩です。
特に、サクラより10日くらい早く咲き始める清楚な純白の花は、バックの青空に映えて一層強烈な春の始まりを印象付けます。
ケヤキは並木として昔から植えられており、公園、神社、学校や庭園樹、防風樹としても広く利用され、日本を代表する樹種の一つにもなっています。
また、ケヤキは関東平野、武蔵野の農家の情景にはなくてはならないものとなっています。
忠霊塔とは忠義のために生命をすてた者の霊魂をまつる塔であり、昭和20年11月8日に建てられました。
このサクラは忠霊塔建立当時に植栽されたものと推測されます。
古来、花王と称せられ、日本の国花とし、古くは「花」といえばサクラを指しました。 材は均質で器具材・造船材などとし、また、古来から版木に最適とされます。 4月中旬頃の開花時期にはバックに残雪の武尊山が望めます。